3種類ある遺言書のメリット、デメリット

ここでは3種類ある遺言書のメリットとデメリットについてご説明していきます。

遺言書には自筆証書遺言・公正証書遺言・秘密証書遺言という3つの種類があります。下記にこれらの遺言書の作成方法やメリット・デメリットについてご説明いたします。

 

自筆証書遺言

自筆証書遺言は、紙とペンと印鑑があれば作成できますので、思い立ったら誰にでもすぐに作成できる遺言書となります。
遺言書の内容を記入し、日付、氏名を書いて捺印すれば完成ですが、その名の通り全て自筆で書く必要があります。用紙についての指定はありませんが、パソコンや代筆での作成は認められませんので注意が必要です。

手軽で簡単に作成できる遺言書ですが、比較的改ざんなどがしやすいという面があります。また、遺言書に不備があった場合に無効になってしまったり、遺言書自体が発見されない可能性も考えられます。また遺言書が遺産分割後に発見されるといったことが起こると相続人の方々が混乱してしまうなども考えられます。

自筆証書遺言のメリット

  • 費用・時間が掛かからない
  • 遺言内容を誰にも知られることがない
  • 遺言書を書いたこと自体を秘密にできる

自筆証書遺言のデメリット

  • 遺言書が発見されないままになってしまうことがある
  • 実行の確実性に欠ける(不備、違法性、改ざんの可能性)
  • 開封時に家庭裁判所での検認が必要※

※平成30 年7月6日に、「法務局における遺言書の保管等に関する法律(平成30年法律第73号)」が成立しました。同年7月13日に公布。平成32年7月10日から施行されますが、法律の施行後は、法務局にて保管の申請をすることで、従来の「検認手続き」を不要とすることができます。

 

公正証書遺言とは

自筆証書に比べ費用も時間もかかりますが、最も確実に遺言を執行できるのが公正証書遺言です。遺言書で自分の希望を遺族や相続人に伝えるには一番最適な遺言方法と言えるでしょう。公正証書遺言とは公証人役場で、2人以上の証人立会いのもと、遺言書を作成する方法をいいます。※公正証書遺言作成時の立会人には、相続人になる可能性のある人(推定相続人)、直系血族、未成年者、 受遺者にあたる人物はなることができません。

遺言者は公証人役場で遺言の内容を話し、遺言書を筆記するのは公証人です。作成された書面は本人と証人が遺言内容が正確に筆記されているかを確認し、内容に問題がなければそれぞれの署名・捺印をします。最後に公証人が公正証書遺言の形式に従って作成した旨を記入し封紙に日付と共に記録し、本人と証人と共に署名捺印して完成です。

この方法で作成された遺言書には捺印や日付等の不備はありませんし、公証人によって内容が法律に沿っているかが確認されています。したがって確実に自分の遺言を執行してもらえます。また、遺言の原本は公証役場が保管しているため、改ざんなどの心配もありません。

なお、遺言者が耳の不自由等の理由で会話でのやりとりが難しい場合は、本人の意思を伝えることのできる通訳を介して遺言を作成することが可能です。

公正証書遺言のメリット

  • 確実に遺言を残すことが可能
  • 遺産分割協議が不要なため、相続手続きがスムーズに進む
  • 紛失や改ざんがない

公正証書遺言のデメリット

  • 費用が掛かる
  • 公証人と2人の証人に遺言内容を知られる ※証人にも守秘義務が求められます。
  • 内容の変更などに手間がかかる

 

秘密証書遺言とは

秘密証書遺言は、自筆証書遺言と公正証書遺言の中間のような遺言書です。公証役場で作成しますが、遺言内容は証人も内容を知る事はありません。種類としては存在しますがあまり活用されていない遺言書の種類となります。

遺言内容を誰にも知られることはなく、公証役場で作成するため紛失等の心配もありません。内容が法律に沿ったものではない場合や不備があった場合などは遺言が執行されない可能性もあります。

秘密証書遺言のメリット

  • 遺言書の内容を秘密にできる
  • 紛失や改ざんの心配がない

秘密証書遺言のデメリット

  • 費用がかかる
  • 遺言の内容によってはトラブルの発生や無効の可能性がある

 

危篤時遺言

通常であれば上記の3つの遺言書のうち、どれかを選んで遺言を残すことになりますが、この他に特別な遺言方式として、危篤時遺言という遺言も存在します。

しかし、危篤時遺言はこれはあくまでも緊急的な遺言書の作成方法です。遺言を残すなら、本人に判断力が十分あり、はっきりとした意識状態の時に作成することが望ましいと言えるでしょう。

 

遺言書を作りたいけど、どんな内容にすればいいのかわからない、などご不安のある方は富山相続よろず相談室の無料相談をご利用ください。

 

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