2020年04月10日
Q:財産が少なく、相続の際遺産分割協議書を作るほどではありません。(富山)
私は富山に住む60代の主婦です。先日主人が事故で亡くなりました。急なことで、悲しむ余裕のないまま主人の生まれ育ったこの富山にて葬儀を執り行いました。相続人は妻である私と成人の子供の2人ですが、私には相続について何の知識もありません。富山に住む友人のアドバイスで、遺品整理を行いながら遺言書を探してはみましたが見つかりませんでした。主人には遺産というほどのものはほとんどありません。私は息子とは同居しており仲もよく、日々の生活の中で遺産分割についての話し合いを問題なく終えました。このような場合でも遺産分割協議書は必ず作成しなければいけないのでしょうか。(富山)
A:遺産分割協議書は相続手続きの様々な場面において必要です。
遺言書が残されていなかった場合、相続人全員で遺産分割協議を行います。そこで合意した内容を書面にしたものを遺産分割協議書といいます。もし遺言書が見つかった場合は遺産分割を行わず、遺言書の内容に従って相続手続きを進めます。
作成した遺産分割協議書は今後、名義変更等の手続きにおいて必要になることがあります。また、のちに相続人間トラブルが起こった際や、内容を確認したい時に確認することができますので、作成しておいた方がよいでしょう。
また、ご相談者様はお子様と仲が良く、日々の生活の中で問題なく遺産分割の話し合いが済んでしまったとのことですが、今後の手続きを進める中で、遺産分割協議書を準備していた方がスムーズにいく場面は多く、正式な書面である遺産分割協議書を作成しておいた方が良いと言えます。
【遺産分割協議書が必要になる手続き(遺言書なし)】
- 不動産の相続登記
- 相続税の申告
- 金融機関の預金口座が多い場合(遺産分割協議書がないと、全ての金融機関の所定用紙に相続人全員の署名押印が必要になる)
上記のような手続きの必要がある場合は、遺産分割協議書を作成しましょう。相続人の調査、財産の調査等、相続には面倒で複雑な手続きも多く、思うように進まず予想以上に時間がかかることも多くありますが、これらの手続きは専門家へ依頼する事で迅速かつ正確に終わらせる事が出来ます。
富山相続よろず相談室は高岡市に事務所があり、相続の経験豊富な専門家が富山の皆さまの相続手続きに関する様々なお手伝いをさせて頂きます。富山相続よろず相談室は高岡にお住まい、ご勤務の方からアクセスしやすい場所にございます。どのような相続の質問でも構いませんので、まずは無料相談をご利用ください。富山の皆さまからのお問い合わせ、ご来所を心よりお待ちしております。
2020年03月05日
Q:父の相続手続きの際に必要な戸籍について教えていただきたいです。(高岡)
高岡に一人で暮らしていた父が亡くなり、相続手続きを進めています。母も数年前に亡くなっており、私には兄弟姉妹がおりませんので、相続人は私一人になると思います。先日、高岡にある銀行へ行った際、あらかじめ準備しておいた父が亡くなったことが分かる戸籍と自分の現在の戸籍を提出しました。しかし、それだけでは不十分だと言われました。他にはどのような戸籍が必要なのでしょうか。相続手続きが進められずにいるので、悩んでおります。なお、父の出身地は大阪です。(高岡)
A:相続手続きにはお父様の出生から亡くなるまでの戸籍が必要になります。
戸籍には、複数の種類がありますので混乱なさることもあるかと思います。相続手続きにおいて基本的には下記の戸籍が必要になります。
- 被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本・除籍謄本・改製原戸籍謄本
- 相続人全員の現在の戸籍謄本
被相続人の出生から死亡までの戸籍には、お父様がいつ誰と誰の間に生まれた子であって、その両親のもとで兄弟が何人いるか、誰と結婚したか、子供が何人いるか、いつ亡くなったかといったことがすべて記録されています。この戸籍により、お父様が亡くなった時点で配偶者はいないのか、ご相談者様以外に子供がいないのかを確認することができます。もしもお父様に隠し子や養子がいた場合、ご相談者様以外にも相続が発生しますので、早めに取り寄せることをおすすめします。
戸籍を取る際には、役所へ請求しなくてはなりません。通常は、亡くなった方の最後の本籍地を管轄する役所へ出生から死亡までに戸籍を請求すれば、その役所にある戸籍は出してもらうことができます。ご相談者様の場合、お父様は大阪出身ということですので、大阪の役所へ請求することになります。遠方にあり、直接役所に出向くことが難しい場合は、郵便での請求と取り寄せが可能ですので、各役所のホームページなどでご確認ください。ただし、多くの人は人生の中で複数回転籍をしているため、一つの役所ですべてそろうことはなかなかありません。その場合、従前の戸籍を取りよせるため、戸籍の内容を読みとり、別の役所への請求が必要となります。
たとえ、相続人が一人であったとしても戸籍謄本を揃えるなど、相続手続きには時間や手間がかかります。特に平日にお仕事をされている方だと、役所や銀行へ問い合わせを行うことが難しいと思います。なかなか手続きが進まずに困っているという方も多数いらっしゃいます。富山相続よろず相談室では、専門家による無料相談を実施しております。高岡周辺にお住いの皆さま、相続が開始したらまずはお気軽にご相談ください。
2020年02月07日
Q:夫が先月亡くなりました。相続についての知識が全くありません。(富山)
富山市在住の50代の主婦です。先月同じく50代の夫が急死しました。急なことでしたので、悲しむ余裕もないままどうにか富山市の葬儀場で葬儀を終え、これからどうしたらいいのだろうと途方に暮れています。相続など、やらなければいけないことが多いとは思うのですが、何から手を付けたらいいのか分かりません。夫には、富山市に夫のお父さんから相続したアパートがあります。私にとって相続は初めてのことで、知識も皆無です。相続について教えてください。(富山)
A:相続は複雑で、期限があるものもあります。ぜひ専門家に相談しましょう。
被相続人が亡くなったら何よりもまず、遺言書が遺されてされていないかを確認します。ご相談者様の場合、旦那様はお若く、急死とのことですので遺言書が残されている可能性は低いとは思われますが、遺品整理の際、遺言書を必ず探して下さい。基本的に遺言書の内容は民法で定められた法定相続よりも優先されます。遺言書が見つからなかった場合、戸籍の調査をします。被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本を取得し、相続人を確定させます。相続人の戸籍謄本も併せて取り寄せ、遺産相続の手続きの際に使用します。
続いて、被相続人の相続財産について調査します。ご自宅が持ち家の場合、ご自宅と所有している不動産の登記事項証明書、固定資産税の納税通知書、銀行の通帳などを集め確認します。収集した書類をもとにして、相続財産目録を作成します。相続財産目録を作ることで、相続財産全体の内容が一目でわかるようになります。
以上の準備が整いましたら、相続人全員で遺産を誰にどのように分けるかを話し合う“遺産分割協議”を行います。遺産の分割方法が決定したら、決定内容を“遺産分割協議書”に記載し、相続人全員で署名・押印を行います。遺産分割協議書は相続により取得した不動産の名義変更の際に必要になります。また、被相続人の預貯金を引き出す際にも必要となる場合があります。これらの手続きには相続の専門家がおりますので、まずはお気軽に無料相談をご活用ください。
富山相続よろず相談室では、富山の皆さまからの相続のご相談を多数お受けしております。相続人同士でうまくまとまらない相続手続きや、金融機関への財産調査のお手伝い等もさせて頂いております。専門家へ依頼することで迅速に調査でき、その後の遺産分割協議まで合わせてサポートさせていただくことが可能です。富山相続よろず相談室は高岡市に事務所があり、富山近郊にお住まいの皆さまがアクセスしやすい場所にございます。様々な相続手続きのサポートを経験豊富な専門家がお手伝いさせていただいております。どのような相続の質問でも構いませんので、まずは無料相談をご利用ください。
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