2019年05月14日
Q:自分の相続の際に家族の間でトラブルにならないような遺言書を作成しておきたい。(高岡)
私は高岡市内に住んでいますが、高岡市近隣に複数の不動産を所有し、複数の金融機関には高額の預貯金もあります。私の相続人は高岡市内に住む子供たちになりますが、最近、相続トラブルの話を耳にするたびに、私の相続が発生した時に、今は仲が良い子供たちが遺産分割でもめてしまい不仲とならないかと心配です。子供たちの間で相続トラブルが生じないような遺言書を今のうちに残しておきたいと思っていますが、私の場合、どのような種類の遺言書にどのような内容を記載しておけばよいのかについてアドバイスをいただきたいです。(高岡)
A:公正証書遺言を作成し、遺言書に遺産分割の方法を記載しておきましょう。
通常の遺言書の種類としては、自筆証書遺言、公正証書遺言、秘密証書遺言がありますが、相続人の方達の相続トラブルを避けられる有効な遺言書を残しておきたいとお考えの相談者様のケースでは公正証書遺言を作成することをおすすめします。
公正証書遺言とは、証人2名以上の立会いのもとで、遺言者が公証役場の公証人に伝えた内容を公証人が筆記して作成する遺言書のことです。法律の知識を備えた公証人により遺言書の内容のチェックがされるため、有効な遺言書の作成が期待できます。
また、遺言書が作成された後は、公証役場で遺言書が保管されるので、遺言書の紛失や偽造・変造の心配もありません。そして、相続発生後には、家庭裁判所による遺言書の検認手続きが不要なのですぐに相続手続きを進められるというメリットもあります。
遺言書の作成は、その内容により家族の将来が大きく左右されます。富山相続よろず相談室ではご相談者様のご希望をお伺いし、将来相続人となった親族間で問題が起こらないように適切な遺言書案を一緒に考えていきます。高岡の皆様、まずは無料相談にてご心配事をお聞かせください。
2019年04月03日
Q:自分の遺産の一部を寄付したい。遺言書を書くべきでしょうか?(高岡)
私は高岡で長年会社経営を行っていた68歳の男性です。昨年信頼できる人に経営権を渡し、第2の人生を楽しんでいます。それなりに財産は築いてきましたが、ずっと独身のため、推定相続人は高岡から離れたところに住む、交流のない甥っ子のみです。子供のころから動物が好きなので、遺産の大半は動物を保護する団体に寄付したいと思っています。今から寄付先の団体の目星はつけているのですが、自分が亡くなった後に確実に遺産を寄付するにはどのように準備しておけばよいでしょうか?(高岡)
A:公正証書遺言を作成し、遺言執行者を指定することをお勧めします
ご相談者様の希望を叶えるには遺言書を作成することが必須になります。遺言書がないと相続人である甥御様が相続し、甥御様自身の意思により寄付をしない限り、寄付先に遺産を渡すことができません。遺言書は何度も作り直すことができるので、万が一に備えて早めに作成しておいたほうがよいでしょう。
通常時の遺言書の形式としては、自筆証書遺言、公正証書遺言、秘密証書遺言とありますが、今回のケースでは公正証書遺言をおすすめします。公正証書遺言は遺言者が伝えた内容をもとに公証役場の公証人が文章をおこし、作成する遺言書のことです。法律の知識を備えた公証人によりチェックが入るため有効性のある遺言書の作成が望めます。また公証役場にて遺言書の保管が行われるので紛失の心配もありませんし、相続発生後に遺言書の検認が不要なのですぐに相続手続きにとりかかれるというメリットもあります。
またご相談者様は相続人以外の団体へ寄付したいという希望なので、遺言執行者を決めておきましょう。遺言執行者は、遺言書の内容を実現することを目的として必要な手続き等を行う役割を担った人です。この人は遺言書によって指定することができます。事前に信頼できる人にお願いし、その人に公正証書遺言を預けておけば安心です。
なお甥御様には遺留分はありませんので、ご相談者様の遺産全額を寄付したとしても、寄付先に遺留分を請求されることはありません。誰に、どの財産を遺贈するかはご本人の意思で決めることができますので、まずはご検討ください。
遺言書の作成は、その内容により家族の将来が大きく左右されます。富山相続よろず相談室ではご相談者様のご希望をお伺いし、将来親族間で問題が起こらないように適切な遺言書案を一緒に考えていきます。高岡の皆様、まずは無料相談にてご心配事をお聞かせください。